甘い/甘くない?恋の話を。

レインツリーの国

レインツリーの国

有川浩です。これは「図書館内乱」と出版社を超えてつながっています。
ラブストーリー。
でも全然きれいじゃありません。
むしろ泥。
と、これはホワイトデーのプレゼントなんですが、読んで唖然としましたね。
「内容知ってた・・・?」って。もちろん彼氏は知りません。本人も読んで驚いてました。
「「どっかで聞いた話だね」」って。
うちらにそっくり。特に女性のネガティブっぷり(苦笑)
別に私は障害を持っているわけではないですが、思考の暗さは折り紙つきで、世界はみんな敵で、幸せになんかなれっこないって思ってて。
私はいつも性別関係なく語り手に感情移入してしまうので、今回も「なんて扱いにくい女だ」とか思ったんですけど、ふと思うと自分なんですよね。
ちょっと読むのが辛かった。
だからあのラストがうれしかった。


トリツカレ男 (新潮文庫)

トリツカレ男 (新潮文庫)

この冬、演劇集団キャラメルボックスで舞台化されます。
本当にピュアな、まざりっけなしの、直球勝負のラブストーリー。
読むまで、どんないしいしんじの世界を舞台化するんだろうとおもっていましたが、読んで納得。
これはキャラメルのお話だ。
主人公は西川さん!それ以外にないでしょう。中堅のかっこいいお兄さんたちがやれる役じゃないよ。となるとヒロインにだれを持ってくるかが難しいですが。いや、それ以上にネズミ、ネズミはどうするの!?