導きの星&国

週一回更新がデフォルトになりつつあります。

導きの星〈1〉目覚めの大地 (ハルキ文庫―ヌーヴェルSFシリーズ)

導きの星〈1〉目覚めの大地 (ハルキ文庫―ヌーヴェルSFシリーズ)

導きの星〈2〉争いの地平 (ハルキ文庫―ヌーヴェルSFシリーズ)

導きの星〈2〉争いの地平 (ハルキ文庫―ヌーヴェルSFシリーズ)

導きの星〈3〉災いの空 (ハルキ文庫―ヌーヴェルSFシリーズ)

導きの星〈3〉災いの空 (ハルキ文庫―ヌーヴェルSFシリーズ)

導きの星〈4〉出会いの銀河 (ハルキ文庫―ヌーヴェルSFシリーズ)

導きの星〈4〉出会いの銀河 (ハルキ文庫―ヌーヴェルSFシリーズ)

ハートフル文明育成SF・らしいです。
人類は宇宙で、知的生命体を発見し、観察、その文明を影なら育成する。
一巻は狩猟時代、二巻は宗教戦争と星動学誕生の時代、三巻は航空機開発と核危機の時代、四巻では宇宙へ、が描かれる。
文明観察官・地球人・司と彼に使える目的人格の三名(体)。


挿絵があるからこそピンと来る、地球外生命体オセアノ人。
セントールに関しては文だけじゃわからん。
はじめは本当に司とオセアノ人(というか星)とのやりとりかけひき。星の成長とともに変化する司みたいな。三巻ぐらいから「大いなる意思」的存在がでてきて、話が非常にビックスケールになっていきます。
綿密な世界観がすごい。巻末の民族紹介や年表も見物。
もちろん、小川さんのなので最後はハッピーエンド。
結構、超地球生命体がらみは、うーんというかんじですが、オセアノ人の決断にはしびれます。
痛みをしらないと人は成長できない。


ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)

ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)

火村先生、実ははじめまして。有栖川さんは月光ゲーム以来かな。
短編集なので読みやすく、シンプルだけど飽きの来ないかんじですね。
んで、同人の対象にされる理由がなんとなくわかった。


熊の場所 (講談社文庫)

熊の場所 (講談社文庫)

私はなんといっても表題作が好き。
「恐怖を消し去るには、その源の場所に、すぐ戻らなければならない」
舞城さんの本は基本口語でかかれてて、主人公の言葉がダイレクトにくるからテンションのあがりさがりがすごし(まぁ大体あがりっぱなしか、さがりっぱなしだ)でも活字になってよんでいくと話が淡々と進んで言っていくかんじがする。