バッカーノ!

バッカーノ!上下巻。感想はまとめて。
いろんな方向から進むのが成田良悟成田良悟らしいところなんですが、一応中心は陽気な殺し屋メキシコ娘のマリアとガンドールの拷問師糸目のチック(らしい)です。実のところ、バッカーノ魅力はイラストにも十分ありかと。上下並べたときがかっこいい〜。で、今回。わりーと黒くグロイかんじ?かな。1930,31,32のキャラが総出演で、記憶がうすまりつつある昨今、ひじょうーに辛い。エルマーって誰だっけ〜〜(滝汗)ヒューイの娘・シャーネと人類最強《葡萄酒》のカップルが一番好きvvっていうか、葡萄酒がすきvv人間のクズ・ダラスもどうやら少しは更生しそうなよかん。ラストのチックの言葉?行動はよかった。この後の話どうするんだろうと思う糸のこんがらがりっぷり。
これは説明しようのないドミノ。

大人気のオンラインゲーム上での殺人。さまざまなルール、制約によってしばられるゲーム上で<殺人>はいかにおこったか。
とりあえず、文庫の横書きって読みづらいね。
イラストと本文の融合という意味ではなかなかの新地開拓かもしれないが。
内容としては、私は殺人事件の謎うんぬんよりも、綿密に設定されたオンラインゲームの存在それ自体が面白かった。
ただ雑誌の再録ということで、各章の頭にいちいちあらすじがはいるのがうざかった。
この話以外の話ものせた「きゃらねっと」というのがあるらしいので、たぶんそっちのほうがよいでしょう。
っていうか、この本の作者、清涼院流水でいいんだよね?と最後に確認(笑)