SFとマフィアとニートと

ちょっと最近さぼりすぎ(汗)
まとめづけです。


これはよかった。
うん、やられたね。
一番のツボは書下ろしの「漂った男」
宇宙船の事故で海しかない惑星を漂うことになった男の物語。
最後はただただ中尉の心情に泣けました。
はじめの「ギャルナフカの迷宮」も淡々とした書き方なんですが、湧き上がってくるものがあります。
これはかなり注目度高しです。


あまりの話の細かさにやばかった。
1931年の記憶が薄いよ…!!!
ましてや一巻の記憶なんて…!!!
ガンドール三兄弟がすてきvv
っていうかラックかっこいいなぁ!
まぁ、普段寡黙で、電話では能弁で、奥さんを素敵台詞で口説き落としたキール兄さまにはかないませんが!(爽)


「ニート」って言うな! (光文社新書)

「ニート」って言うな! (光文社新書)

上と大分毛色違いますが(苦笑)
ニート」=「ひきこもり」という図式がどうも世の中の大半の人間の頭にこびりついているよう。
ニートの実態と、その「ニート悪」という言説を打ち壊す本。
なかなかセンセーショナルで、それまでのニート論を壊してくれる。
まぁ、それだけかな。ニート論に対する批判。
こりかたまった意識ができている人にはいいと思います。
また、実際に若者が著者の一人として登場している点も評価ができると思います。



日本のニート・世界のフリーター―欧米の経験に学ぶ (中公新書ラクレ)

日本のニート・世界のフリーター―欧米の経験に学ぶ (中公新書ラクレ)

本書はニートは全くといいほどでてきません(笑)
単に売れるようにするためにつけられたタイトルという感じ。
ただし、これは良書。
若年雇用問題について、世界各国の実情、政策、成果、今後の問題点をあげ、日本の雇用問題について述べられています。
ニートうんぬんよりも、フリーター問題の方がはるかに大きな問題ですよね。
これらの「雇用問題」の大半が本人の性質によるものではなく「社会」によって生み出されてしまったものだということを認識する必要があります。