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サマー/タイム/トラベラー (2) (ハヤカワ文庫JA)

サマー/タイム/トラベラー (2) (ハヤカワ文庫JA)

第二巻。
まずは鶴田謙二さんのイラストに酔う。
この1、2並べた時が素敵。
で、本編。
1ではりめぐらせた伏線というか前振りをしっかり回収。
ときに蛇行する川の流れのように、時に急落する滝のように。
ドラマチックに、あっけなく。
悠有は「未来」に「跳べる」のか。
ここは後書きからさくっと引用したほうが、この本についてふれられると思う。
後書きいわく


『現時点の僕に可能な「これ以上ないくらいSFっぽいSF」を、そして同時に「もっとも素朴な<シンプル>な青春小説」を、』


SFの知識なんてさっぱりない。
でも「どこまでも駆けていく一人の女の子」に心躍らされること請け合い