きよしこ

きよしこ (新潮文庫)

きよしこ (新潮文庫)

新潮文庫の100冊
吃音
なじみがあるようでない
でも、話したくても話したくないと思ってしまう少年の心に触れれた。
うちの弟は言葉が遅くて、
しかも末っ子で甘やかされた。
他の人間が先回りしていってしまって、彼の言葉を奪った。
どもる
のとは少し違うけど、高校生の彼は今でも言いよどんで言葉をやめる


転校続きの少年と吃音
いろんな人々と会って少年は大人になっていく。
出会いと別れ。
その一つ一つが非常に印象的で、心に刻み込まれる。
同情したくなる。
でもそれと同時に違うとも思う。言葉で言い表すのはむずかしいけど。
おわりとはじめのことば。


弟に読ませてやりたいと思った。