魔法

ななつのこ (創元推理文庫)
加納朋子


まず目を引くのが温かみのある表紙。
ノスタルジックな淡い色の絵。
そして「ななつのこ」
作中での本…。主人公駒子の日常におきる"謎"と佐伯綾乃作「ななつのこ」主人公　はやて　の話が入れ子になって、層を生み出してます。
ミルフィーユとかミルクレープとかたくさん重なってて甘くて幸せ、てな感じの作品でした。
でも甘いだけじゃなくて、厳しい現実もみせる。
それでも突き放さない・優しさ。
キャラが本当に素敵で、駒子のちょっとずれたところが可愛いｖ
19歳、おない年というところにもシンパシィ感じちゃいました♪
次に瀬尾さん！！ほんと惚れる（笑）かっこよすぎですｖ


論理<ロジック>ではなく魔法<マジック>なミステリーが読みたい方へ。
人が死んで手が無い足が無い首が無いー、ってこれは密室では…！？なんかに食傷気味な方へ（笑）


「ミステリー」という言葉を避けている人にも是非読んで欲しい優しい物語です。



魔法飛行 (創元推理文庫)
加納朋子


上の続編です♪
入江駒子の日常生活です。
今度は前作にも登場したあの人へ手紙を書く形式ではじまります。
基本スタンスは前作と同じ。
でも途中で織り込まれる正体不明な手紙は一体？
表紙も幻想的でとっても素敵です。
「空想力」は「空を想う力」
空を見上げてみませんか？


ハロー、エンデバー