まめまめ

キーボードの調子がいい・・・
この隙に少しでもあげておこうという魂胆。

まぶた (新潮文庫)

まぶた (新潮文庫)

博士が愛した数式」の作者による短編集。印象的な話が多い。
印象的というのは「イメージ的」もしくは「抽象的な」または「シンボリック的な」感じ。

御手洗潔のメロディ (講談社文庫)

御手洗潔のメロディ (講談社文庫)

手を出しかねている御手洗シリーズ。何故ならどの順番で読んだらいいかがよくわからんから。これは短編集。なにかネタバレを見てしまった感じがしなくもないが、おもしろかったです。数式が解答されていくような。

チルドレン (講談社文庫)

チルドレン (講談社文庫)

キャラの一人一人が印象的。盲目の永瀬や家裁調査官の武藤。時間軸はいったりきたりしながらいつもいるのは陣内。でも語り手は別人だから、どうしても陣内が主人公だとは思えなかった。でも最後まで読み終えると確かにこれは陣内の話なのかもしれないと思った。
孫引用になるけど気に入ったので、文中、『朱儒の言葉』(芥川龍之介)より
『道徳は便宜の異名である。「左側通行」と似たものである』

DDD 1 (講談社BOX)

DDD 1 (講談社BOX)

はじめての奈須きのこ。この人はどこにカテゴライズすればいいのだろうと思ったが、本屋で他の本の帯をみて納得。『新伝奇』ぴったりだ。
フォントにびびりつつも、最後にひっくり返していく感じは嫌いではない。まぁぶっとんでるからついていくのがしんどいけど。

恋愛中毒 (角川文庫)

恋愛中毒 (角川文庫)

病んだ。
会社の中年の事務員の女性が自分の過去を新入社員に語るという体裁をとりつつ話は進む。離婚、新しい職、愛人になること。冷めた女性の恋愛の話と思いきや、後半に進むにつれ彼女はゆがんでいく。否、彼女は元から歪んでいた。
読んでるのが辛い。全てではないけど、彼女の気持ちが分かるところがあるのが怖い。

回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫)

回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫)

旅のおとも。これは実話なのかなんなのか。作者の(「はじめに」が小説でなかったとしたら)小説でもなくノンフィクションでもなくということなのだろう。
他人の不思議な話たち。