2007年2月

迷いました。
なんてたって有川作品が3冊もあったし、久々の小野主上や今話題の森見さんがはいっているのですから。
ライトノベルスが半数をしめるといえども、これは毎度のことですし、今月はそれも含め質はよかった。
その中でベストは

海の底

海の底

やはりこれでしょう。
確かにザリガニはかわいくなかった。
でもその極限の地の状況と少年少女たちのこころ動き、陸地でがんばる機動隊のみなさまにほれました。
「空の中」よりも戦闘部分を押し出しながら、実は主人公たちは茅の外というのもおもしろかったり。
「クジラの彼」を合わせて読むとなおいっそう楽しめます。
それにしても「自衛隊の広報」ではないとかいいながらも、有川作品読んだら絶対自衛隊へのイメージかわる。ファンタジーなんだけど、細かな設定や描写が緻密だからとてもリアルです。