西尾維新

DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件

DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件

まず、キラはでてこない。
主人公はLであり、原作で殺された彼女だ。
そして物語を語るのは彼である。

うまく”漫画のノベライズ”という点をうまく利用したミスリード
原作スキーでも楽しめるのではないだろうか。
なかなかのぶっとびキャラにされた彼女に関しては同情を禁じえないが、彼女はあれでよいのだろう。
アメリカが舞台の癖して日本ネタ(赤ずきんチャチャはずるい←もろ世代)が多過ぎる印象はあるが、ミステリとしても読みごたえがある。



×××HOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル

×××HOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル

続いてホリックのノベライズ。
キャラのつくりが非常に原作に忠実。
西尾維新的名づけがホリックにぴったりだ。
冒頭が京極夏彦の引用ではじまるあたり、テーマがうかがえる。
最後の話は最後を飾る割りにナンセンス。おびただしい伏字ページにはやられたが、ちょっとなーそれはなーという感じでした。
「原作漫画」を題材に「小説」にして遊んでみなした的


こう二冊を並べてみて思うこと
装丁・・・あきらかにそろえている。デスノは布張りだけど、雰囲気が。
    中のしおりのデザインも一緒だ 
発売日・・・一緒である。なかよく二冊ならんでる。
しかしよく考えよう。
デスノ→ジャンプ→集英社
ホリック→CLAMP→講談社
ちなみに私イメージ 西尾維新→めふぃすと→講談社ノベルス
この出版社を超えてのコラボレーション。
この本がでるまでの裏方がよっぽど気になる